metaio SDK はスマートフォンなど用の AR アプリを作るためのライブラリ(ツールキット)です。Android 用、iOS 用だけでなく Windows 用(残念ながら Windows Phone では無く普通の Windows)、Mac 用、Unity 用もあります。metaio 社は他にもいろいろと AR 関連技術をリリースしています。使ったこと無いので詳しいことはわかりませんが Junaio など簡単に AR アプリを作れる環境なんかもあるようです。そんな中で metaio SDK は、SDK という名前の通り(ソフトウエア・ディベロップメント・キット、開発キットのこと)Android なら Java、iOS なら Objective-C から直接呼び出して使うための AR ライブラリです。
metaio SDK は無料版と有償の Basic、Pro があります。無料版も機能的には有償版と同じです。ただし、無料版は metaio SDK の AR 機能を呼び出すと必ずウォーターマーク(透かし)が入るようになっています。metaio 社のサイトの構成が変わってしまってライセンスについて詳細に書いたページが見つからないのですが、以前調べた時には商用利用も含めて透かしが入ったままで良ければ無料で使って OK となっていました。(今も http:/
他にも無料で使える AR ライブラリはいくつかあります。有名なところでは Vuforia とかでしょうか。Vuforia は CPU メーカーの Qualcomm が開発している AR ライブラリです。確か商用利用も含めて無料だったはず。Vuforia を使ってみたについては、いずれ時間ができたら記事にまとめようと思います。
なお、metaio SDK を使ってみたのは実は 1年以上前の metaio SDK 3.1.1 のころです。いちおう、これを書いている時点の最新の 4.5.2 をダウンロードして気づいたところは新しいバージョンに合うように直してますが一部古い記述が残っているかもしれません。
metaio SDK のページにある「Sign Up & Download」からユーザー登録(もちろん無料)すると metaio Developer Portal にログインできます。ここから metaio SDK をダウンロードできます。
Windows 版の場合、セットアップ exe ファイルになっているのでダブルクリックするだけです。すると指定されたディレクトリーに解凍されます。なお、Windows 版には iOS 用のライブラリは含まれていません。iOS 用は Mac 版にのみ含まれています。