わかりにくいところもあるので Elgg の日本語化について書いておきます。
Elgg では、言語に依存するところはすべてリソース化されています。(というか、プラグインを作るときなどにきちんとリソースを参照するように作っておく必要があります)
リソースといっても単純な PHP ファイルで、languages ディレクトリーに各言語用のファイルを入れるだけです。たとえば、日本語なら ja.php となります。
languages ディレクトリーは各プラグインごとにもあります。
そして、こちら にいろいろな言語用のファイルが言語パックとしてアップロードされています。これらを使うときは、ダウンロードして指定された場所に解凍してやります。
また、言語パックを管理する Language Packs for Elgg 1.8 というプラグインもあります。ここではこれの使い方を紹介します。
プラグインならどれも同じなんですが、ダウンロードして解凍するとディレクトリーがあるはずです。Language Packs なら languagepacks ディレクトリーです。これを c:\elgg\www\mod にコピーしてやります。(c:\elgg\www\mod\languagepacks ディレクトリーができることになります)
プラグインのインストール作業はこれだけです。
次にプラグインをアクティブ化してやります。
Elgg に管理者でログインし、右上の「Administration」(日本語だと「管理業務」)をクリックして管理ページを開きます。次に「Configure」のところにある「Plugins」をクリックします。
プラグインの一覧に「Language Packs 2.0」があるはずなので右側の「Activate」をクリックします。
今度は右側のメニューの「Dashboard」をクリックして「Control panel」とあるところの「Flush the caches」をクリックします。これをクリックするとキャッシュが一度クリアされます。Elgg ではパフォーマンス向上のためにいろいろなデータがキャッシュされています。プラグインを起動・停止したり、何かの設定を変更したりしたあとにキャッシュとの不整合が起きて挙動がおかしくなったりすることがあります。そのため、管理者が何か設定をいじったりした後はキャッシュのクリアをしておいた方が安全です。
Language Packs 2.0 で使える言語パックが http:/
まとめたダウンロードするには、右上の「Tools」をクリックし、「Elgg Export」のリンクをクリックして http:/
ここで、そのまま「Export」を押すとすべての言語パックがまとめて(1つの zip に圧縮されて)ダウンロードできます。
日本語だけをダウンロードしたい場合は、「Locales↓」をクリックして「日本語|Japanese」だけが右側の Selected for Export のところにあるようにしてから「Export」ボタンをクリックしてやります。
(「Type the name for the file to download」のところを空欄のままにしておくと elgg-languages.zip というファイル名でダウンロードされます)
Language Packs 2.0 プラグインをインストールしてあると、管理ページの右側のメニューの「Utilities」の下に「Language packs」が表示されるはずです。
これをクリックしてやり「Import a language pack into your Elgg installation」のところの参照ボタンを押して先ほどダウンロードした elgg-languages.zip を指定してやります。
これで「Import」ボタンをクリックするだけです。
これで、zip にまとめられた言語パックが自動的に解凍されてサーバー上に配置されます。
再び、キャッシュのクリアを行なってやります。
新規作成されたユーザーのデフォルトの言語は管理ページの右側メニューの「Settings」-「Basic Settings」で変更できます。
きちんと言語パックが入っていれば English に加えて Japanese(日本語) が増えているはずです。なお、管理署だと言語リソースのうちの何%が翻訳済みかも表示されます。
管理ページは単にそれを見ている人の言語で表示されます。なので、管理者の使用言語を日本語にしておけばある程度は日本語化されます。
ユーザーの使用言語は右上の View site で Elgg ページを表示し、今度は右上の Settings、ここで Japanese(日本語) を選んで「保存」をクリック、これで変更することができます。
日本語の方がわかりやすい人は、管理者の使用言語を日本語にしておけば OK です。